第一話『転校生のスパイ?』
ここ数年、この沖縄地区で甲子園には10年間もの間1校が連続出場を決めていたので、他校には甲子園は離島なだけに宇宙の果てにあるブラックホールより遠いと沖縄の球児達は、3年間を過ごす中で、誰もが感じていて甲子園は夢のまた夢と言う存在に南国の国でなりつつあった。
――――1人とあるその沖縄の学校校内で新聞を読んでいる高校生らしき、若者がいた――――
夏の全国高校野球選手権大会の予選シード件をかけて激突と書いてある一面を読んでいた。
廊下の窓部分によっかかり、片足を組コックリコックリと眠り初めていた。その男の名は、確かめたいのだがこの俺、『御手洗剛』はしゃがんでいて今の目の角度からでは、上になっているので読者の皆様に説明文で、紹介するのはおかしいので、会話文など機会があったらお話したい。
よしっ!声をかけてみようか(いきなり裏、事情を喋らすなよ作者)
「なあ…今日は何日だっけ?」
とさりげなく声をかける。裏事情はあまり小説や漫画には出したくないからである。
「おー今日か…1997年の4月29日だ」
とその男が言うと新聞を顔の付近からどけて、名札(ネームプレートのこと)が見えた。
そこには『皆力力』と書かれている。
こいつとの、初めての出会いはリトルリーグの決勝戦であったが2人ともそんなことは覚えていない、
幼馴染の『月野雫』が知っている。
彼女は、物覚えも良いし、記憶力も人一倍あり、美人であるが勉強だけはトコトンでききないがスポーツはバリバリできるスポーツウーマンである。
おっとこれでは彼女の事ばかり、説明してしまっている今はこの力のことを紹介しているんだよなと考えた。
「あーそういえばさっき、雫ちゃんがお前のことを探してたぞ放課後、いつも通り野球部に出るからそん時で、言いってさ」
と何と紹介していた奴が話題に出れば、好都合だなと思い早速、放課後まで駒を進めると思う。
この日は授業中に似たり寄ったりの日常生活だったので、他人の読者の方々は、平凡な奴だなと思うだろうのでカットしたいと思います。
「ああ、ありがとう」このあとは普通に会話したから、今となっては全然覚えていない。そろそろ、本題へと戻ろうか。
――――放課後――――
「よ〜し全員集まったな!本日早めに集まってもらったのは他ではない、転校生を紹介する」
とサングラスをしたやくざっぽい監督が太い声をグラウンド内に響かせたため他の部活も注目し始めた。
グラウンドの隣のサッカー部の奴は勿論のこと何と、奥のテニス部の連中の奴らもこっちまで見た。
「おい!前にでぇい!!」
と転校生相手でも容赦しないんだなあとあきれる程に関心していた。俺とナインたちであった。
「琉球付属から来ました!!『神崎忍』です!!ポジションは、投手で投手希望です!!エースを狙います!よろしくお願いいたします!!」
とあの10年連続甲子園出場の琉球付属高校のただの“こんな弱小高校に転校してくる”駄目部員のスパイかと思いきやいきなり、エース宣言をし始めた。
1年生の転校生に冷たい目線を向けた。まあそれは当然だろうなこっちは
「那覇県立高校学校」
で万年2回戦止まりの超弱小高校2年前までは練習試合をしていたがここ1年の間は全く申し込みが来ないし、こっちの届出も拒否されるほど、この強さを見れば、自分でも納得してしまう程である。
「おい、確かエースは御手洗、貴様だったな」
元組合の会長だった監督の口調は重圧がありその重圧に押しつぶされそうになるが何とか耐えて冷や汗もので、返事をした。
「そうですけど」
名門高から来た転校生の前で何と発して良いか微妙な雰囲気であったので間の抜けた返事になった。
「お前、今日の練習次第ではベンチな」
何の躊躇もない発言に表情では、むっとしていたが内心“あー納得だなあ”とそんな感じであった
と言うより“何故、練習なんかするんだ” と言う疑問ばかりであった。
結果は目に見えているのになと思った。
俺は最高球速が135キロちょいで変化球と呼べる程チェンジアップも抜けていないし、シュートも曲がらない、カットボールは真っ直ぐと同じようにしか見えないし、1試合5失点はあたり前の俺が相手なので競わなくても良いと思った。
とにもかく練習はいつも通り軽いアップからランニング・キャッチボール・遠投と順繰り順繰りに行われていった。
その横でブルペンがいつもと違った。
『神崎忍』の存在があったからである。青い長髪を靡かせ、左アンダースローからゆっくりと大きく振りかぶられる校庭の砂埃も舞うそして力のミットからドスーン!!と言う重たい音が聞こえたというより出てきた。
次の瞬間にはもう野球部員たちはスピードガンを持って来い、と言う騒ぎになっていた。野球部員の補欠の2年生である勉強がなかりでき成績も美人の女子の『子宝恵美』と校内1・2のトップを争う、『佐々木真』と言う眼鏡をかけた不健康そうな奴が、合図を出し神崎があの名門・琉球付属からやってきた奴なら当然であろうが、僕ら弱小からしてみれば、あまりにもきれいで誰もが見とれる程の良い威圧感がバリバリのフォームから唸るように土ぼこりを増す先ほど同様の重い音がして、スピードガンには“153キロ”と表示された。
「おい、何キロだ?」
横にいた佐々木に相変らず重々しい雰囲気の監督から質問を受けて少し、挙動不審者見たくなってしまったが声が聞こえ佐々木は少し間を置いて
「はっ…はい、153キロです」
と化け物を見たような表情で質問に答えるのがやっとだった。
「うむ、これは検討だなさすが琉球付属高校の2軍だな」
とさばさばとした表情で言った。
あまりにもさばさば、していたので野球部員のはその監督の表情にも驚きダブルショックであった。
今まで150とは耳では知っていても、どんな物かと、生では見たときがないからである。
そんなこんなで、練習は実戦形式への練習へと移った。
ケージの中ではキャプテンの『速水匡』が打っている。
相変らず左右に上手く打ち分ける。
バントも上手いがこんな奴は琉球付属には入れないんだろうなと隣で待っている神崎を見て、これが“2軍か…”と驚きを隠せない俺がフリー打撃に登板をしていた。
「ありがとうな」そういっていつものようにスタスタと速水キャプテンがベンチへ向かっていく、
次は2年生か1年生の順番だが今日は早めに転校生の潜在能力を監督も見てみたいだろうと神崎を打たせることにしたのだ。
「お願いしまーす」
一例をして足場を作りオープン気味に構える。
右打席で左足をプランプランさせて構えている。
俺は気合を入れ直して、打撃投手と言う事を忘れてしまい全力で投げた。
そして…。