第四話『仲直り!!』


































「起きなさいっ!!」


耳元で誰かに呼ばれる?

俺がホームランを打って、琉球大付属を破り、甲子園出場を決めたと思ったらそこは、科学の授業中の自分の教室であった。

何か教科書が湿っていると思ったら自分のよだれだった。


 「たっく!!私の授業では睡眠授業は、効果がないわよっ!!野球部でエースを下ろされたからって、いじけないいじけない」


 うっとおしそうに俺、御手洗剛を上から見下ろす女がいる。

元野球部の顧問で昨日、復帰して来た結婚1年目の27歳の若さの波瀬香であった。

彼女の胸がアップで、見えた。


 「へへへ、先生ー俺そんなつもりじゃあないっすよ!!まだ、18歳になったんで、あっ!!しかも先生、子供を産んだばかりじゃあないっすか!!不倫はまずいっすよ!!!」


俺は気まずそうに、話題を転向しようと明るくふるまった。

しまったこの先生の授業は、3年連続の追試になりそうだったんだ…。

入学時から2時間目とか3時間目ばかりに組まれている。

授業だから、眠たい。

こないだまでは担任の先生が代行でやっていた時は、寝なかったのだが、急に肩の荷が下りると寝てしまった。(冷汗)


 「何を寝言を言ってるの!!野球部で赤点はあんた1人よ!!それでも野球部で甲子園を戦っていく投手なの!?」

 「まあ良いわ!今日の授業はここまで教科書の32ページを宿題とします」


出た出たいつもの教科書の宿題、俺はこの授業も宿題だけはきちんとやっていたんだっけ?

それでもこの授業だけどうしても赤点である。他は5〜3の評価がついているのにこう言うタイプの授業は、苦手であった。









「やっほー!!終わったー!!!昼休みだーーー!!!」


机から勢い良くたった瞬間。

折り曲げていた足に気がつかず、机の裏に勢い良くぶつけてしまった。

がこっーーーん!!と勢い良く、教室に音が響いた。

教室を出ようとしていた先生も気がついて驚きの表情で振り返った。


「いっ…!!!!“でぇーーーーーーーー!!!!”」


僕は天罰を食らった用に凹んだ。

人生、怠けていたら禄なことが起きないなと思った。

先生を始めとした。

教室にいた生徒の笑いを誘ってしまった。

スマートな体系をした人物が笑いながら歩み寄ってきた。


「てめー笑いやがったなー」

「すまん、すまん朝も言ったが雫ちゃんが読んでたよ。もう昼休みだから校庭で待ってるってさ」

 「どうもありがとうございやした!!この野郎!!」

「はいはい行った行った!!」


近づいてきた人物は皆力であった。

朝の用件の確認だったがその時、俺は、失敗したいらつきでそれくらい解っていますよ。

いちいいちうるせーなーと言う反抗的な態度を取ってしまったが力は友達なので、理解していた。








校庭


「あっ!!剛!!」


 雫が笑顔で呼ぶ、オーバーで手を振る。

昨日、喧嘩したことがなお更、効いていた感じであった。


「おっす!!何のようなんだよ」


俺は気まずいのかどうかわからないので取りあえず、横顔しか見ず、俺と彼女は口をへの字に曲げた。

表情で彼女を見た。


「まだ怒っているの?昨日はごめんなさい…私も…」


雫らしい誤り方だった。

中学2年で知り合った時からこう言う謝り方をする丁寧な奴だと思った。


「もう、良いよ、俺だって悪かったよ努力しないで、諦めるなんて、1度リトル時代に肩を壊した程度なんだってんだよなー本当に!!」


気まずさを振り払うように明るく振りまわった。

効果覿面であったので、自然と会話が進んだがハイテンションな会話ではなく、真面目な内容になってしまった。

喧嘩のあとはこう言うのも悪くはないと感じてた。


「リトル時代に肩…壊したの?私…初耳よ?」


 困惑な表所を浮かべていた。


「話してなかったな。中学からでしかも途中から一緒じゃ、解らない話だよな?」


仕切りなおしと言った感じで丁寧に話し始めた。


「話してくれる?昼休みは、まだ始まったばかりだし今日は私の方は、練習もないわ」


 興味深い顔で接してきたので話すことにした。


「あれは…小6の最後の夏の大会で横浜の小学校にいた地方大会の準決勝でな…」











リトル時代


「3番ライト…」


くそうっ!!俺の肩が痛む。

これで軽く67球は投げてるから明日は投げられないが、この打者を打ち取れば試合終了だ!!!


「ターイム!!」


自軍の監督が、声を張り上げ審判とコンタクトを取り、一礼をしてマウンドへ来る。


「投げれるか?」


内野軍は 心配そうに俺を見つめる。


「はい投げれます。明日は勿論規則通り休みますけど」


 俺は、しゃべるのが精一杯と言う感じで言ったが、その時はもうかなりがたが来ていた。


「無理すんなよっ!!」


監督は足早に引き上げて行った。


「しまっていこーー」


捕手が座りナインに一声をかける。

自分も仕切りなおすつもりであろう。

小6の俺は、サインを除きこんだ。

そして頷いて…ランナーを授業中のカンニング行為で覚えたちら見で、肩越しに見ながらセットアップポジションに入る。

青空の横浜スタジアムの下。