第2話 其の二[瓜二つ?イリュージョン二遊間]
「ワタシガ部員ヲ勧誘してキマーシタ」
ボロボロの部室の入ってくるなりローラにそう言われた。
確かに部員が増えることはうれしいが…まずは目先の事から突っ込んでいこう…我慢は良くない…
「ローラ…消しゴムはグラブを磨くものじゃないんだよ…」
「あの〜野球部はどこですか?」
眼鏡をかけた子供っぽい娘が俺様に聞いてくる…いやいやあそこは結構有名なんだが…
「校舎から出てずーと右のグラウンドの端っこだよ…野球部に入るのか?」
俺様がそう聞くとその娘は嬉しそうに手を叩いた。
「はい!友達の外国人の方に誘われたんです。」
外国人と言うとローラか…なかなかいい仕事をするな…
「では!ありがとうございました!」
少女は手を振りながら走っていった…可愛いなあ…俺様も早く野球部にいこ☆
そんな事を思ってるとまたもや呼び止められた。
「あの〜野球部はどこですか?」
眼鏡をかけた子供っぽい娘が俺様に聞いてくる…いやいやあそこは結構有名なんだが…
「校舎から出てずーと右のグラウンドの端っこだよ…野球部に入るのか?」
俺様がそう聞くとその娘は嬉しそうに手を叩いた。
「はい!友達の外国人の方に誘われたんです。」
外国人と言うとローラか…なかなかいい仕事をするな…
「では!ありがとうございました!」
少女は手を振りながら走っていった…可愛いなあ…俺様も早く野球部にいこ☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・俺病気なんかな…なんか同じ顔の人物が見えたんだ…はは…今日はもう帰ってもう寝よ…それが良いや…
「えーと…こっちが美紀ちゃんでこっちが美穂ちゃん?」
「ちがいますー!私が鈴峯美穂(すずがみねみほ)で…」
「私が鈴峯美紀(すずがみねみき)です!」
んーと…今どんな状況に陥ってるのかというと…
なんかローラが勧誘した部員が双子で今来てるわけだけども…
見分けがつかないんだわこれが…ローラでさえも見分けがつかないって言うし…
頭が痛い…なんと言うか…部員が集まるのはとっても嬉しい、
だけど…なんでこう個性派ぞろいかな…どうせこの場に丸岩が居たら
『おお!素晴らしい!これこそがまさしくロリータの極地!つうか極北!ちょっとそこの二人ちょっとお兄さんに写真を撮らせて…』
みたいな事を言って僕に雪崩式のツームストーンドライバーをかけられる事間違い無しなのに何故丸岩が居ないのか…ちょっと肩透かしを食らった感じだ。
「野球は出来るの?」
「はい!ソフトボールをやっていたので少しは出来ると思います!」
美穂ちゃんのほうがそう答える…いや美紀ちゃんの方かもしれない…ああ〜もう!考えるのは止そう。ノイローゼになる。
「で?守備位置はどこなの?」
「セカンドです!」「ショートです!」
ということは美紀ちゃんがショートで美穂ちゃんがセカンド?
いや美穂ちゃんがショートで美紀ちゃんがショート?
あれれ…頭がこんがらがってきた…
「もう一度聞くけどどっちがどっち?」
「私がショートです。」「私がセカンドです。」
今度は丁寧にハモッてる…ああああああああああああああああああああああああああああ!!!
頭が痛い!
こうしてまたもや世にも不思議なイリュージョン二遊間が誕生した…