07――――学園生活
教師「……って事だが筆者はどのような気持ちだったのか…あ〜城所説明してみろ」
一般的な高校教師と生徒の授業のやり取りで現在は国語の小説解読の時間である。
指されるのを恐れて身を屈める者教科書で顔を隠す者等まさにありふれた授業風景である。
城所「人間の命は植物環境の成長共に成り立っている物であり現在人口の減少は植物の現象と伴ってある事を伝えたかった…です…」
教師「完璧だな…座っていぞ」
教師もいつも通りの完璧な回答に多少呆れ顔を見せる。
席に座る城所周りからは「スゲェー」「オォー」「頭良いなー」等の声が聞こえてくる。
しかし隣からは…
志田「ちっ、あんま調子にのんなよ!」
後ろからは…
加瀬「そうだ!ちょっと頭がいいばっかりにいい思いしやがって!」
順に恐れて身を屈める者=志田、教科書で顔を隠す者=加瀬である…
先日野球部新監督の和泉からダメだしを喰らった二人は妙にイラついていた。
ちなみにこのクラス1ーCには城所、志田、加瀬、赤丸の野球部四人が揃っている。
城所「センセー次は志田君と加瀬君が質問に答えたいそーでーす〜」
志田&加瀬「城所ーーーーーーーー!!!」
赤丸「ははは…あはは…」
ニコニコして手を挙げる城所に苦顔をする志田に加瀬そして苦笑いを浮かべる赤丸。
そんな感じで今日も新しい日々が始まっていく。
〜昼休み〜
志田「果歩たぁ〜ん、あーそーぼー」
恐らく野球部でのベースランニングより早い勢いで突っ込んでくる志田。
バキイイイイイイィィィ!!
その数秒後には拳と頬が混ざり合って何かがはじけ飛ぶ音がした。
志田「にゃんごろああぁあああああ!、てめえぇぇぇ坂原!俺と果歩たぁんとの愛をじゃまするきかあああぁ!」
城所も妄想は酷いが志田もそれを上回る可能性が出てきた…
坂原「黙れ一方通行、見ろ!果歩怯えているだろうが?」
那珂川「…………」(ビクビク)
カワイらしく身を震わせている少女、そんなに志田が嫌なのだろうか?
もう一方は志田に鉄拳を食らわせた少女?、やはり志田が嫌いなのだろう…
前者は那珂川果歩(なかがわ かほ)は成績優秀容姿端麗だか体が弱く内気な性格であるが、童顔であり貧乳は僕好み(by志田)
後者は坂原綾香(さかはら あやか)空手部のエースらしい、顔は悪くないんだけど怖いしコワイしこわい。(by志田)
城所「志田…定ってのは厳しいな…」
城所はポンと肩を叩く。
志田「変ななぐさめはするなぁぁぁぁ!……なぁ城所、後で屋上きてくんねーか?」
急に声のトーンを変える志田。
城所「俺にそーゆう趣味は無いぞ?」
軽いボケが返ってくるのが解かっていたので…
志田は城所の返事を聞かず出て行った。
階段をのダルそうに上りあがる城所。
ガチャ…
目の前にはグラブとボールを持った志田、少し離れたところにはミットが置いてある。
志田「捕れ、お前元キャッチャーなんだろ?」
城所「訳は…聞かないのか?」
何も言わずミットに手をはめ座る城所。
バシイイイイイィィィン!
ミットに小気味良い音が響く。
志田「野球にそんな複雑な話はいらねーんだよ!!」
城所(残念だ、もう少しお前とは『お友達ゴッコ』をしてたかったんだけどな…潰すしかないな…永遠に野球が出来ないように…)
晴天の空に少し不気味な笑いを零した城所に、太陽は影で隠れていた。
太陽が何かに怯えているように…
